切り花はとても刹那です。
だからこその美しさや高潔さがあるのだといつも感じています。
そんな運命を持った切り花作品は
人の手や想いによって、また創り変えられ新しいいのちを生きます。
生と死は矛盾のようでひとつでもあり、
産まれることは死に向かって歩き出すことでもあり、
地球上はそんな矛盾の中でいきているように思います。
映画「弦牝」にもなられた、愛知県岡崎市自然なお産の吉村正先生。
元婦長の岡野眞規代さんを通じてご紹介いただいた方ですが、
いつも「矛盾がいいんだ」とおっしゃっていました。
ほんとうに悩んで悩んで悩みぬいている時も
いつもほんとうに、全身全霊の感性の言葉で、励ましてくださいました。
先生の言葉は本物でダイレクトに私の魂に響き、
それは、女性が本来持っている本能を知り尽くして悟っている方の言葉でした。
「あんたはなんともいえん面白い人だから、自信もって人から浮いとることを自覚しとりゃいい」そんな最高のほめ言葉をおっしゃってくださっていたのを思い出し、
走馬灯のように、先生との思い出がたくさんたくさん蘇ってきて、
少しの時間お話をさせていただきました。
相変わらず先生は女性に対して愛に満ちあふれた紳士なフェミニストで、
先生の感性はほんとうにすばらしいと僭越ながら感じたお電話でした。
先生とは言葉は全く違う話をしていても
魂と目には見えないところでビブラートして話しているような感覚でお話ができる
ほんとうに光栄でありがたい、希少な方です。
お元気そうなお声が聞けて、お話ができて、
笑って、「あんたの声きいたら生命力が出てきた、なるべくがんばります。ほんとうにありがとう」そうおっしゃっていただけて、
私も今この一瞬を生きててよかったなと、心底感じて、
ほんとうにこころから会いたい人と思う人と
ほんとうに心底したいことができて、
融け合うような感覚になったとき、
互いのいのちは生き生きと輝きだすんだな、と実感して、
とても幸せな愛に満ちあふれた気持ちになった今日でした。

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