今日は、ニュースキャスターでもあり、フリージャーナリストで、
数々の著書をお書きになり、数々の賞を受賞されている、
櫻井よしこ氏、並びに、行徳哲男氏の講演会に花を添えさせていただいた。
行徳先生は、
山の中で、アメリカの行動科学と、感受性と禅、経営哲学を融合。
九州にある、
知覧という場所のお話もされながら、講演され、
花を生ける陰の私にも、わざわざ来賓席をご用意くださり、お心遣いをいただき、有難いな・・と
その器の大きさに感銘した。
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櫻井よしこ氏の講演は、話し方、口調、内容、流れ、表情、表現力、組み立て、時間配分、すべてが美しく、アーティスティックだった。
男性社会の中で、ここまで到達するということは、
女性から見て、ほんとうに勉強を人の何百倍なさっていることが覗えた。
どんなことがあっても、「自分の信念を貫きとおす」こと、
とお話された。
ペリーの黒船が来航したとき、
外国から、日本は「機械やモノがなく、貧しい国」と見られていて、
それを外国は「文化を教えてあげよう」
と思ったそうだ。
けれど、入ってみると、
なんと日本人は顔がふっくらと、皆が幸せそうで、
モノがなくてもみんな清潔でこざっぱりとしていた、
富んだ人も貧しい人も、みんな分かち合っていて、
幸せそうだ、ということを感じ、
「変化と改善は彼らの幸せにはならないだろう」
という結論になった。
街道を朝、それぞれが掃いていて、まるで、シルクの絨毯を敷いたようだった、と、
「貧しい=不潔」というイメージも消えた。
主に外交問題についてのお話でしたが、
日中問題に触れ、
不平等な条約の数々を、自分の力で乗り越えてきた日本に、
今一番必要なことは、
「自分の誇りにかけて、名誉、富 を切り離す精神的な強さ」だとおっしゃっていた。
今の日本の価値観の根源的な概念は「憲法」
条約は相手とのルール。
国際政治は国益で動いている。
お金や資源を与えるから、守ってもらえるわけではない。
いろいろな90分のお話の中で、
政治問題も、人との関係も
共通な真理があった。
とても勉強になった。
社会のために、残りの人生をかけると、涙ぐみながらお話されていた
櫻井よしこ氏にとても感動した。
日本の心を伝える会「日心会」の懇親会で、
今回の講演会をなさった、坂東守氏とお話をしながら、
「社会性とパーソナルを切り離す」ことは
本当に大切とそう思った。
数々の講演会に花を添えさせていただくことで、各界の分野の勉強ができ、
いつも裏方のため、いろいろな事情を察することもある。
仕事では
表と裏を同時に見る。
なんにつけ、まだまだ未熟で、
失敗と反省の日々だけれど、
自分と違う世界を知る時、
様々に失敗しながらも、人のおかげ様で、
ちょっとづつ成長させていただいている。
有難いとしか言いようもない。
相手が大切にしていることや価値観を、
自分の精一杯で大切に考えること。
同時に自分自身も守れる強さ。
そんなことから戦争はなくなっていくように思った。
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