札幌は暑い日が続いていると思ったのですが、
今日、いけばなの指導研修の先生がおみえになり、
「札幌は涼しいですね」と。
今の時期札幌は一番いい季節なのかもしれません。

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涼やかに夏はぜと姫ひまわりで
風を感じたかったのでイメージしました。
斜めに花をいけると、
安定感より、躍動のイメージになります。
早速教室でみんなで実践。
勉強しないと、みんなが追いついてくる。
みんながいてくれるから、自分が勉強させていただく根性が養われているようにも感じます。
ずっと勉強代を稼ぐために仕事をしてきたようにも思えてきますし、
未熟で、技術もまだまだ、人としてもまだまだで、
不安でまた勉強、面白くなりまた勉強。
限界まで勉強している「つもり」になっているだけで
へこたれて、重荷すぎて楽なほうに逃げるときもあります。
そんなとき先生には
「あんたなんて勉強不足で、どこにもだせない」としかられます。
失敗だらけ、反省だらけ、人にも申し訳ないことだらけ、
いまだに勉強代も稼げず、
どうしよう、断念しようか、と迷うこともあります。
いろんな人の支えや父や母の苦労のおかげで、今があります。
私は人の許しと情けのおかげで生かされて、食べられている気がします。
どうしたらよいのかわからなくなり、
孤独で泣きながら夜中に電話をかけても許してくれた人や、
ほんとうに苦しい時、自分のことのように相談に乗ってくれた人、
お金がなくて、究極のどん底のときアルバイトさせてくれた人。
今年もまた、お盆には花農家さんに仏壇の花を創りにアルバイトに行きます。
去年、でめんさんたちといっしょに働いて、
畑の真ん中でお昼にごちそうになったカレーライスは、
とても美味しかったな。
花の勉強を長く長く続けている人も
花農家さんも、
花屋さんも、
花が好きなんだと思います。
いつもお願いしている花屋さんは
「たいへんだし、儲からないけど、花と一緒でしあわせだ」とあるとき言っていました。
そのとき不満がいっぱいだった私は、
ごめんなさいと思いました。
証券会社から花に転身したときの初心をすっかり忘れていたから。
好きで自己満足でしていることだけど、
続けることは難しいことだから、
周りにいる花仲間とだけでも、励まし合って
共有しあって、なんとか続けたいと思ってます。
あしたも朝から研修。
昔苦労し合った花仲間のひとりと、お昼ご飯を約束しています。
そして夜はさくらの会で、みんなで野の花をいけます。
野の花は甘い草の香りがしてとても好きです。

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