以前から 桜を一種類でいける花=一種生け
をしてみたい!とお話されていた男性と
お電話をしていたところ、
講義と実践の体験会をすることになりました。
日程などはまだ決まっていませんが、とっても楽しみです!
仏教では「花に生死あること」
と言います。
一生に一度しか出会えない、
自分が手にしたものの最も美しいところを生かして、
死んでいく数日間の間に、
自分の気持ちの中で捉えて生けあげ、美しさを表現する
それがいけばなです。
いけばなでは「曲がり」を趣として、
それをさらに生かします。
「曲がり」=「生きざま」のことです。
生き方の違うものを
一生に一度の出会いを
その場で一瞬どんな気持ちでいかすのか。
それがいけばなの醍醐味です。
花は太陽の光(脚光)を浴びようと真剣です。
その真剣さが「曲がり」です。
そして真剣(深刻と真剣は別です。)に
日本古来の「思いやりの気持ち」をもって向き合います。
助けられてはじめて自分が生きていける=孤独ではない
ということをいけばなで知ります。
当季(今)に先駆けたものを必ず使います。時の先取りです。
今は季節感が園芸の必要以上の発達により、無くなりつつありますが、
本来は当期(今)が明確になっていることが自然です。

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もともと、華道の世界には男性の会社経営者の方や
なんらかの代表をなさっている方、
管理職の方もいらっしゃいますが、
私も最近、華道の考え方や哲学などを聞かれることが
以前より多くなりました。
今の時代ならではなのかもしれないな、と思っています。
$花作家 森直子の 花のいのち 人のこころ
思い切って、
髪を一年分処分しました。
切った髪をみたら、かつらができそうでした(笑)
別人になったので、変装して出歩けられそうです。

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